かつて世界は猫が支配していた。

かつて世界は猫が支配していた・・・確かに、百獣の王はライオン(猫科)だし、スフィンクスも猫科といわれていますね。猫の視点から世界を見直してみると、どう見えるのでしょうか。

どんな問題も、解決に向かうには、自立の姿勢が大切。まずは自分から。そして、自分を好きになることから。・・・と言われます。
お!自分のことが好きでない猫なんていなそうだ。やはり、猫の方がずっと先を行ってるのか!?

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2015年2月8日 東京新聞社説”筆洗”より

かつて世界は猫が支配していた。そういう言い伝えが中国にあるそうだ。人間がまだ話せなかった時代、猫だけは言語能力を身に付け、地球を運営していた。
ある日、猫は気づいた。「地球を治めているよりも、日なたぼっこをしている方がましだ」。後任に人間を選んだ。人間に話す能力を譲ると、猫は話せなくなった。そんな事情で猫は人間を見ると微笑(ほほえ)むという。経済学者の竹内靖雄さんの本にあった。
争い絶えぬ国際情勢や最近のおぞましい出来事を考えれば、後任に人間を選んだ猫の判断は正しかったのか。まったく、難しい仕事をわれわれに任せたものである。
その一方で猫さん方は季語の<猫の恋>の時季を迎えている。寒中から早春にかけて妻恋を始め、赤ん坊のような声で鳴く。いい気なものである。<またうどな犬ふみつけて猫の恋>芭蕉。真面目な犬の顔が浮かぶ。
最近の若者は異性と上手に付き合えないと聞く。二〇一〇年の数字だが、十八~三十四歳の未婚者で交際している異性がいないという男性は61・4%。女性は49・5%と高い。残念ながら今も傾向に変化はなかろう。
猫は言葉を譲っても「恋愛能力」は譲らなかったか。猫をだしに説教する気は毛頭ないが、恋愛不足の時代がどうも心細い。誰かへの愛情は結局人類愛にも根底ではつながるものだ。事情もあろうが、恋せよ若人。季節もよくなる。
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