愛あふれるイマジネーション・コミュニケーションが癒しをもたらしてくれます。
また、きぐるみを活用したワークは、次のような能力開発の場にもなります。
>>アクターとして
●コミュニケーション力アップ
アテンダントに身の安全を委ね、人を信じる体験をします。自分を覆っておきながら人と関わることができるので、日常では恥ずかしくてできなかった触れ合いも、経験することができます。人とのリアルな触れ合いは、ヴァーチャルなコミュニケーションと異なり、人の優しさやぬくもり、いのちの愛しさを思い出させてくれます。表情や言葉によらないコミュニケーションの経験は、日常のコミュニケーションを豊かにしてくれます。
●身体機能アップ
演じることの経験が、身体の使い方を意識させ、身体と心のつながりをより深めてくれます。
●自己肯定感のアップ
自分が隠れることで、日常の社会的な役割を降ろし、心と感情を開放します。
きぐるみに包まれることに加え、愛情の交換に集中し、全身で愛情のシャワーのような気を受け取ります。
体感・実感を伴って、疎外感から自分を取り戻してくれます。非日常な状態での動きで、自分の新しい一面に気づきます。
●右脳活性化
きぐるみの中から見える外の世界は、非日常の世界です。視野が狭まり、右脳を使って視野補正を頭の中で行うことになります。視覚情報が極端に減った中で活動することは、普段使わない能力を強制的に引き出すことにつながります。
●客観的な視点の獲得
人との思いやりをもったアクションをはじめ、楽しくコミュニケーションがとれるように過ごすと、きぐるみがどのように外の人に見えているのか、どんな位置でどうなっている状況なのか、常に気にするようになります。これは、アクター自身が外を観る視点(1人称視点)だけではではなく、相手の気持ちを考え・相手の立場に立った視点(2人称視点)、さらに、外からどのように見えているか状況を俯瞰して観る視点(3人称視点)を獲得することにつながります。